【公式サイト】映画『国際市場で逢いましょう』5月16日㈯ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー

毎回作品ごとに真実味のある迫真の演技を見せてきた名優ファン・ジョンミン。『ユア・マイ・サンシャイン』では一人の女性をひたむきに愛する純情な男を、『新しき世界』では熱い義理と冷徹なカリスマを持ち合わせた組織のナンバー2を演じた。そんな韓国映画界で“最も信頼できる俳優”の彼が、本作では韓国における“お父さん”を象徴するキャラクター、ドクスを見事に演じきった。
「実は今まで、この映画のようにありのままの父親像を描いた韓国映画はほとんどなかったように思います」とファン・ジョンミンは語る。彼は1950年代から現在に至る激動の大河ドラマにおいて、血気盛んな青年の姿から家族を担う家長の姿、そして老人の姿まで、ドラマチックな人物の変化を完璧に表現した。「一本の作品で、一人の人間の生涯を演じるのは初めて。20代から40代までは演じたことがありましたが、まだ自分が経験したことのない70代を演じるのは新しい挑戦でした。何よりも歳月と共に変わっていくドクスの内面を表現することに集中しました」と本作に臨んだ感想を述べた。
シナリオ段階からドクス役にはファン・ジョンミンを念頭に置いていたというユン・ジェギュン監督は「撮影現場では眼つきだけでお互いがどんなことを求めているか分かるくらい呼吸がピッタリ合っていましたよ」と絶賛。まさしくドクスは、ファン・ジョンミンのためのキャラクターと言っても過言ではない“国民の父”のシンボルなのだ。